2010年1月21日木曜日

衆生

 往生要集だったと思うんですが、記憶があいまいで申し訳ないですが、
衆生というのは、
生きている生命のある者すべてとすべてであるということです。
つまり最後のひとつの生命まで自分の国に生まれさせるという事です。
衆生という事ひとつでも私の分かり得る範疇を超えていますが、
阿弥陀如来の誓願は広大すぎて想像がつきません。
ただそのあたりの猫や犬、また虫や植物などの生命も
全て救うという誓いであります。
つまり生きている者は本来はすべて平等であると
いうことがいえます。ただ宿る肉体がそれぞれの因縁によって違うだけで、
自分が何に生まれていたのか分からないですね。そうですね、
往生要集によりますと、
大海のうえで盲目の亀が浮き木に穴があいている木の穴に顔を
出すくらいの確率になるんだそうです。
それくらい人間に生まれることは稀であると説かれています、
まずは人間に生まれたことが幸運なことです。

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