因果では起こりうることは必然でそのループの中にいて、
運命というように命を運んでいる。運ぶ命と運んできた命があると。
全て因果関係があり、偶然ということはないというのが、因果論です。
袖振り合うのも多生の縁と。多生とはなんだろうか
。
多く生まれたか生まれるに違いありません。これは因縁のある相手だから
袖がすりあうのだという諺です
つまり、その袖がすりあった相手は、あなたの親や兄弟だったかも知れないという意味なのです
何回も生まれ、死に、魂を運び、肉体を替え、始まりのない始まりから今まで、生き死にを
繰り返してきたということになります。そして、無数の命と縁を結び、命を奪いながら生きて
そして、死んでゆきます。これが運命というものであります。
因果の道理でよく頻繁に出てくるたとえに食べ物の話があります
これを食すということはその命を奪うことである。その命を奪う因はその命を奪われる果になる
しかし、実はその因は実は自分の命が奪われた因により、その命を奪う果を受けたものである
こういう理屈であります。
0 件のコメント:
コメントを投稿